• 目的：未利用の間伐材を活用して魚礁を設置し森林整備と海洋資源の造成を図る。森林整備や利用間伐の推進、漁場の保全、観光の振興（ダイビングスポット）等を一体的に行う山海連携の取組。
• 調査対象： 間伐材魚礁・雲見地区　５基、岩地地区　５基
• 設置日：平成２４年３月５日
• 調査日：平成２４年５月１１日

調査結果：雲見地区 

間伐材魚礁は、春一番の荒天を乗り越えて被害はなく設置した当時とほぼ変わらない状態であり、集魚効果も確認できました。アオリイカの産卵は確認できませんでしたが、設置してある－１５ｍ付近の水温が上昇すれば産卵も活発になるものと思われます。

調査結果：岩地地区

間伐材魚礁は、設置した当時とほぼ変わらないで添木の異常は見られませんでした。集魚効果も十分確認できアオリイカの卵塊を多く確認することができました。
これは、岩地の設置水深が－７ｍ前後と雲見地区より浅い場所のため、アオリイカの産卵に適す水温の１８度に達していると考えられます。今後も産卵は活発になり、間伐材魚礁としての効果が期待できます。

• 目視観察生物 メジナ、タカノハダイ、メバル、カサゴ、ネンブツダイ、スズメダイ、オキゴンベ、ウツボ、コウイカ　等

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