平成２３年間伐材魚礁設置（２回目）

公開日 2016年02月03日

森林間伐材活用事業(間伐材漁礁設置)～海の森づくり～

平成２３年３月５日～８日にかけて、２回目となる漁礁の設置を行いました。今回は、岩地漁港に５基、雲見漁港に５基を設置しました。事業概要は、以下のとおりです。

目的 森林は町土の保全や水資源のかん養、二酸化炭素の吸収など多くの恵みをもたらしている一方で 、間伐された木材が放置されていて二酸化炭素を排出しているのが現状です。この間伐材を利用して、間伐材漁礁を製作・設置することで、森林整備の促進と海洋資源の造成を図る。
設置場所 岩地・雲見漁港内
数量 １０基（岩地５基、雲見５基）
製作内容 松崎町内で間伐した木材を漁礁に組立、海中に設置する。(長さ4ｍの間伐材を正三角形状に組立て、枝葉のついた立木を据付)
使用した間伐材(スギ)は、全部で約250本。
事業効果
  • 森林・里山の環境保全
  • 捨て置きされている間伐材の利用を推進し、資源の有効活用を図る
  • 漁礁の効果による水産資源の保全(魚を集める効果)
  • ダイビングスポットとしての活用による観光振興
事業の特徴
  • 台風等の波浪の影響を受けないように、間伐材を漁礁の台座に直接据え付けることとした。
  • 漁礁の設置について、岩地地区はアオリイカの卵塊を付けやすくするため、港内に設置する。雲見地区については、ダイスビングスポットの近くに設置し、多目的利用を図る。
  • 漁礁の台座のコンクリートに加工砂(スラグ)を使用し、台座が藻場になるように工夫した。
  • 設置後は、年2回ダイバーによるモニタリングを行い、事業効果を調査していく。
  • 静岡県の「しずおか林業再生プロジェクト推進事業」を活用し、町提案事業として行った。
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岩地漁港への
設置状況
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雲見漁港への
設置状況
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設置後の様子


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