公開日 2025年09月29日
概 要
笠野山は岩地と石部の中間にある標高358.3mの円錐形の山です。山頂には三等三角点が設置されており、富士山も望める展望地となっています。
昔は、岩地区の茅場だったところで、今は茅は生えていませんが、その後に植栽した山桜がたくさん残っています。また、山頂付近は平らになっていて、昔、居住地付近に広い場所のなかった岩地の集落では、この山頂で運動会が行われたそうです。
コースガイド
【道部方面から】
農道道部岩地線(勤労者体育館から岩地に通じる農道)の中間付近の平らな場所(平野)に登山道入口(標識あり)があります。そこから、昔、茅を搬出した茅場道が歩道となっています。登山道入口の標高は約240mで、山頂までの高低差は120m位です。
登山道入口付近に駐車スペースがないため、付近の多少広くなっている道路脇に駐車するか、道部の総合グランドのテニスコート付近に駐車して、大峰歩道(入口に標柱あり。海岸線の国道開通前の三浦方面への主要な生活道路)を通って岩地峠付近の農道まで登ってから、笠野山登山道につなげるコースも良いです。
笠野山登山道の最初は、杉や檜の植栽されたところを登っていきます。100m程進むと倒木による迂回路の付近に、右側に大島桜の大木がある場所となります。掘割の道を更に進み、標柱のある分岐を右方面に50m程進むと最初の展望地となります。倒木により開けた場所で、岩科川沿いの道部の町並みや西伊豆町の大浜、遠くに富士山を望める眺望の良い場所です。そこから30m程進むと、岩地の集落や石部の黒崎の見える展望地となります。
尾根沿いを道なりに進んでいくと、道が途切れて、平坦地となります。標柱にしたがって右方面に50mほど進むと、大きな杉のあたりに山頂と田代峠の分岐の標柱があります。そこを左に登っていくと、山頂に到着します。
【山口・石部方面から】
石仏のある田代峠が出発地点です。
車で来た場合は、広くなっている道路脇に車を駐車します。
笠野山側の幅1.2m程のコンクリート舗装された道を50m程進むと、右側に歩道入口の目印となる標柱があり、そこを登っていきます。50m程登ると、小屋のある横道に着き、そこを左側に進み、炭窯跡の脇を通りながら、標柱やテープを目印に進んでいきます。落石が多く、道が崩れている場所を過ぎると尾根沿いに到着します。そこから木の根が多い急な尾根沿いを100m程登っていきますが、途中、右側に高通山を望める展望の良い場所もあります。少し平らな場所に着くと標識があり、そこから左側に回り込むような感じで登っていきます。炭窯跡や大きなイノシシのヌタ場の脇を進んでいくと、大きな杉の下に標識があり、そこから右に登っていくと山頂に到着します。
写真
標柱(笠野山登山道入口) | 最初の展望地からの眺望 |
2箇所目の展望地からの眺望 | 登山道 |
標柱(道が途切れた平坦地) | 標柱(山頂への分岐) |
山頂 |
山頂付近からの眺望 |