道の駅花の三聖苑伊豆松崎内の三聖会堂前に「中川三聖の碑」があります。

元々は中川小学校に設置されたものですが、平成22年3月の中川小学校の廃校や保育園建設に伴い、現在の場所に移転されました。

レリーフは日展審査員だった西伊豆町出身の堤達男氏の制作です。

 

中川三聖の碑の建立

松崎町岩科出身の壬生邦男先生が、中川小学校長として赴任して来られたとき、先生は、この郷から輩出した身近な偉人を児童の手本にと、情熱を傾けて昭和42年3月18日、この三聖の碑を建立されました。

校庭の裏庭の奉安殿跡に、当時の在職教職員、ＰＴＡ委員並びに会員、建設委員、村民の皆様方の浄財によって建設されました。

建設の趣旨

　子弟の育英に尽くされた土屋三余先生

　至誠報徳の精神にのっとり、郷土の発展に寄与された依田佐二平翁

　荒蕪後の地、十勝平野の開拓に献身された依田勉三翁

この3人の偉人を、「中川三聖」として祀り、この方々が遠い昔の人ではなく、中川の先輩として、また、中川小学校で学ぶ子供たちの身近な存在として、常に景仰の中心となり、子供たちに尊い心の糧を与えてくださることを念願し、郷土の偉人「中川三聖」を常に指導の面に生かすことによって、子供心に誇りを持たせ、この偉大な先輩につづこうとする意欲を育てることを願って建立したものです。

旧中川小学校では、平素の指導に生かしていることは勿論、特に、11月下旬に、秋の収穫を祝うことも兼ねて「三聖祭」を催し、「中川三聖」の偉業や労苦を偲ばせていました。