文化財紹介1

公開日 2016年02月05日

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国指定重要文化財 松藤双鶴鏡 伊那下神社(東区)
鎌倉時代13世紀の作、銅製、径20.1cm、円形の右下方から伸びた松の枝に藤、左下に羽ばたく鶴、その直ぐ上に舞う鶴。小さな円の中に松・藤・双鶴を見事に配した鏡。社伝によると源頼朝の寄進とされ、表面に祈願の墨書がある。

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県指定文化財
木造阿弥陀如来坐像及両脇侍像並に毘沙門天立像四躯旧吉田寺(吉田) 阿弥陀如来坐像は高さ68.8cm、量感に富んだ体、写実的に刻まれた衣紋などに鎌倉時代前半の運慶派作品の特色を示し、東国での運慶一派の作品の普及を示す貴重な例である。脇侍の観音菩薩、地蔵菩薩と毘沙門天立像も同時の作。

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県指定文化財 釣燈籠 伊那下神社(東区)
慶長14年(1609)大久保石見守寄進の燈籠で、青銅板製、金鍍金、六角形、高さ53cm、重量4.875kg。中央唐草透かし彫りの上に上り藤の定紋を鋳出し、下方と額庇に宝珠を刻む。三ヵ所に優美な透かし彫り、その上に毛彫がある。

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国指定重要文化財 旧岩科学校校舎 (野田)
社寺建築の様式に洋風建築の要素も取り入れ、明治13年に建築された。建物正面の岩科学校の扁額は、時の太政大臣三条実美の書である。二階の鶴の間には、入江長八の名作、千羽鶴、山水画や美人賞蓮の鏝絵が残されている。

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県指定文化財 鰐口 郡定寺(桜田)
永享2年(1430)室町時代初期の作品、径41cm、重量12.4kgの大型のもの。寺の本堂が天正18年(1590)豊臣水軍の兵火により焼失し、鰐口も行方不明であったが、明治維新前に寺前の水田で発見され寺に戻ったものである。

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県指定天然記念物 伊那下神社のイチョウ(東区)
神社の社前にそびえる雌木、根廻り8m、目通り7m、樹高20m、枝張り22mの巨木である。県内9本の記念樹の中で樹形は最も見事であるという。新緑と葉葉が美しく、なかでも葉葉は沖行く船の航海の目印になったという。

お問い合わせ

松崎町役場 教育委員会
住所:〒410-3696 静岡県賀茂郡松崎町宮内301-1 生涯学習センター
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