地域ぐるみで行う、疾病への予防と対策

住民が健やかに暮らせるよう、まちでは健康づくりの推進を行っています。そのためには、個人個人の日常的な健康管理と、基盤となる施設の整備や人材の確保が必要です。
健康づくりの活動は、乳幼児から高齢者までを対象に、家庭や学校、地域、職場などで活発に行われることが大切です。日常的に、栄養・運動・休養のバランスのとれた生活習慣や運動習慣を取ることが重要で、若い頃から健康づくりをしていけば、生活習慣病の予防にもなります。
近年になって、3大成人病（ガン、心疾患、脳血管疾患）が死因の中心となってきました。本町でも高齢化により、脳血管疾患による死亡率が高くなっています。このような成人病などの疾病対策には、早期発見、早期治療が必要です。乳幼児から老年期まで各種の検診、検査事業を実施し、質的充実を図るとともに、きめ細やかな事後指導ができる体制を引き続き整備していきます。

消費者が安心できる生活環境

住民が安定した生活を行うためには、一般生活のなかでのトラブルの防止に努めることも大切です。特に近年目立っているのが消費生活におけるトラブルで、多様多彩な商品、消費サービスの進展から、有害食品、訪問販売、クレジットカードの債務などの問題が複雑多岐になってきています。
これらの消費問題を未然に防ぐには、商品やサービスの提供に関して、検査機能や監視体制を強化すること、事業所に対し適切な指導を行うことが重要です。もちろん、消費者側も自覚と、消費に関する幅広い知識を身につけていかなければなりません。自立した消費者を育てていくために、学習活動や地域活動を通して消費意識の啓発に努め、消費者団体や自主グループの育成と活発な活動を町が支援していきます。
全ての人達が地域社会の中で、不自由なく暮らせることが、真の意味での安心できるまちづくりの基本です。住民、地域、行政が自分たちの問題としてとらえ、明るい未来を描く努力をすることが望まれています。