松崎町は明治34年3月に町政を施行し、平成13年には100周年を迎えます。この間、昭和30年に松崎町と中川村が合併、翌31年に岩科村と合併し、現在の松崎町の姿となりました。
穏やかな気候と、恵まれた自然環境のなか、多くの先人たちが築きあげてきた歴史、文化を礎として、現在の松崎町があります。
私たちのかけがえのないふる里、松崎町のさらなる発展を見据え、「花とロマンのふる里づくり」に向けた各種施策が今日まで総合的に推進されてきました。
今、21世紀を目前に控え、少子・高齢化社会の到来、国際化、情報化の著しい発展など、我々を取り巻く環境は大きく変貌しつつあります。こうした時代の流れのなか、多様化する住民ニーズを的確に把握し、新しい拠点に立った町づくりが求められています。町政施行100周年の記念すべき年を迎える今、町民の皆さまと共に英知を結集し、21世紀に向けた魅力ある町づくりを引き続き進めてまいりたいと思います。
今回、発行いたしました記念誌には、松崎町の過去・現在・未来の姿がしっかりと刻まれています。この冊子を通じて松崎町についての理解をより深めていただければ幸いです。

未来に向けた町の新しい方向性
職のふる里
根を張り、新しい芽を吹く産業樹（まち）・松崎
第1次産業から商・工・サービス業まで多様な産業をもつ松崎ですが、これらの複数の幹をしっかりとさせるための工夫を行い、また新しい分野の職場づくりを進めることにより、発展性があり、生きがいがもて、多くの若者の就業に結びつくような産業づくりを目指します。

住のふる里
暮らしの心意気にあふれる生活基地（まち）・松崎
健康で、清潔な環境のなかで、活発で生きがいのあるコミュニティが運営される町です。そして、ここは暮らしの知恵と心が感じられ、暮らしの創意が生かされるところです。

憩いのふる里
感動と安らぎの停泊地（まち）・松崎
海・山のスポーツやハイキングといった活動的なスポーツの楽しみ、自然と歴史、美術や文化がもたらす感動と安らぎのある遊空間とサービスを充実させ、住民と来訪者の要望に応えていきます。これにより、〝ふじの国の伊豆・松崎〟ならではの観光・レクリエーションを実現します。