松崎町には、山、川、海、美しい自然、古い町並みなど、絵などの題材となる資源が数多く残り、最近ではスケッチをする光景が多く見られます。
そこで、町内の題材となる風景を調査し、スケッチ客、写真愛好家、ロケに情報提供するとともに可能な限りの便を図り、スケッチ等に適した町として「スケッチの町」宣言を平成14年9月22日に行ないました。

伊豆松崎町「スケッチの町」宣言文

松崎町は、昭和53年から「花とロマンの里」をシンボルテーマに、豊かな自然や歴史、文化など地域の特性を活かした、個性的で潤いのあるまちづくりを進め、花いっぱい運動を始め歴史的な建造物の活用や伊豆の長八が芸術の域にまで高めた漆喰鏝絵の振興などを図ってきました。
近年、ゆとりや安らぎ、ふる里志向を背景に、失われた日本の原風景を残す地域への回帰、憧憬が高まっております。こうした中、当町にはなまこ壁や棚田など魅力的な資源が多く残っていることから、町民一人ひとりが、ふる里松崎の素晴らしさを再認識し、地域の持つ資源を保存、活用し後世に伝えていく必要があると思います。
そこで、美しい自然景観や歴史的な建物などを活かし、「題材となる風景を提供できる町」をスローガンに「スケッチの町づくり」を推進していきます。
これにより住民自らが誇り得る、ふる里の再生が図られるとともに、都市住民との交流を通じて、町の活性化が図られるものと期待しています。
このような趣旨から、松崎町では「スケッチの町」宣言を行ないます。

平成14年9月22日