町長の部屋

公開日 2018年03月05日

町長あいさつ

 町長就任後、各課の現状と課題を確認いたしましたが、取り組まなければならない多くの課題が残されていることを、改めて理解を致しました。議員時代から町内をくまなく歩いたことで沢山の要望や、時には厳しいお言葉をいただきましたが、それらを踏まえた上で、私の町づくりへの考えを述べさせていただきます。
 まず政策として3つの柱を掲げました。
 一つ目は「農林水産観光業の一体推進による経済活性化」であります。
 松崎町の歴史の中でいろいろな産業が発展、そして衰退してまいりました。古くは早場まゆ、炭、天草がありました。昭和36年伊豆急行開設に伴い、伊豆地区に大観光ブームが訪れ、多くの旅館、民宿が営なわれ商業、観光業が多いに活性化した時代もありました。
 また農業部門においてもわさび、さくら葉、柑橘類の生産により多くの収入を得ておりましたが、現在は殆どの産業が衰退しており、観光業、農業などは、どれも10年後を展望した場合、明るい兆しがないことは皆様も感じていることと思います。
 その要因の一つとして、各分野が個別な施策でバラバラに動いているからではないかと感じております。
 そこで私は、農林水産観光業の一体推進が必要と考え、例えば、道の駅を町民アイデアによる、ワクワクするイベントなどを企画するとともに、農水産物を中心とした松崎の産物が並べられ、町民も観光客も集まる大交流ゾーンにするとか、桜葉産業については、今まで以上に積極的に行政が関わり、雇用拡大、生産者の収入アップを図るとともに、耕作放棄地を減少させ、昔ながらの景観を復活させたいと思います。このような取り組みが成功すれば宿泊施設として民宿などが復活する可能性も高まってくると期待をしているわけであります。
 二つ目は、津波対策をはじめとした防災・減災対策に取り込むことであります。
 安全に過ごすことができない観光地にお客様が訪れることはありません。町民は、災害が発生しても最小限の被害で済むという、安心感を求めております。危険個所については優先順位をつけて修繕するという予防重視型対策を整え、地震津波がきたらすぐに避難路から安全な場所に移動できるようにいたします。そして、具体的には各地区の区長さん、役場職員、消防署員をセットとして、月一回、地区を点検する体制を構築します。そして土木建築、水道工事、電気工事業者はもとより、近隣市町との災害復旧契約を締結し、お互い被災があった場合は助け合う体制といたします。そして、町に防災専門担当者を置き、町長や幹部が不在でも指揮命令が迅速に行きわたる組織を構築する。など具体的な施策を検討してまいります。
 そして3つ目は「医療、福祉の充実」であります。
 地方自治法第1条の2に地方公共団体の役割は、住民福祉の増進であると明記してあります。
 そこで順天堂病院行きの直通バス運行と、買物に不自由な地域へのマイクロバス運行は町民からのニーズが非常に多く、早期運行を目指してまいります。それから、今年、医療機関がお医者さんの高齢化による廃院があったため、これに替わる診療所を誘致したいと考えております。これは時間がかかるとは思いますが、粘り強く誘致に向け交渉してまいります。
 次に今迄の話の切り口に変えて、歳をとってもやれる仕事を見い出し、やり甲斐、生き甲斐のある生活を送ることによって、病気を寄せ付けない身体を維持していくことが本人の幸福になると思います。
 先ほど述べた農林水産観光業に従事し、収入を増やし、定期的に地元のお医者さんで健康診断を受け、疾病については早期に完治させる、重度化させない姿勢が求められると思います。
 自分の身体は自分で守る。自分でできることは自分でやる努力をすることが基本であります。しかしどうしても自分でできなくなったら、行政がしっかり支える町にすることを私はお約束いたします。
 この他、安心してこどもを育てる環境づくりなど多くの課題がありますができることから一歩ずつ取り組んでまいります。

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