重要文化財 岩科学校

公開日 2016年02月03日

重要文化財岩科学校は、なまこ壁をいかした社寺風建築様式とバルコニーなど洋風を取り入れた伊豆地区最古の小学校です。
 明治12年4月に着工、翌13年9月に完成を見た洋風デザインの印象的な建物で、日本では甲府の旧睦沢学校(明治8年)、松本の旧開智学校(明治9年)などに次ぐ古いものとして知られています。
 平成4年11月に2年間の改修工事を終了し、明治13年の形に復元されました。

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なまこ壁と洋風建築のおりなす浪漫

 明治12年当時、松崎では村内の教育振興熱が高く、校舎新築のための寄附金が集められました。
 「総建築費2,630円66銭 うち寄附金4割余」。
 時の戸長佐藤源吉らにより新築計画が進められ、岩科村大工棟梁菊地丑太郎、高木久五郎によって設計施工されました。
 正面玄関に掲げられてある「岩科学校」の扁額は、時の太政大臣三条実美の書で、その上の龍は入江長八が棟梁の「のみ」をかりて彫ったと伝えられています。

 入江長八の傑作「千羽鶴」

 階上客室の西の間は日本間で、作法や裁縫の授業にも利用されていました。
 床の間はのぼり太陽を表現して紅の壁、脇床には緑を配して松を表現しています。
 欄間には名工入江長八によってほどこされた千羽鶴が、一羽一羽形を変えて描かれており、まるで壁面より抜け出てくるかのように日の出を目指して飛翔する姿が見られます。
この千羽鶴は左官技法と色彩技法を巧みに融合させた長八作品の傑作です。

 開化亭「旧岩科村役場」

岩科学校の庭内にある開化亭はもとは岩科商社としてつくり、後に岩科村役場として使用されました。
 明治8年に建てられた由緒ある建物だが移築復元され、現在は休憩所として利用されており、伊豆独特のみやげ物や当時使われていた教科書等が販売されています。
 玄関天井や旧西座敷の天井に描かれた漆喰鏝江は入江長八の高弟佐藤甚三が制作したものです。

営業のご案内 

開館時間  9:00~17:00(休館日:木曜日 ※令和6年4月1日~)

入館料  大人300円【中学生以下無料】

        ※障害者手帳をお持ちのお客様は、障害者手帳提示で入館料が半額になります。 

      (割引券、クーポン券等の併用はできません。)

静岡県賀茂郡松崎町岩科北側442  ℡0558-42-2675

お問い合わせ

松崎町役場 企画観光課
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