
「愛しき日々」
大櫃 孝之
島根県安来市
| 寝ている人物を見おろした構図がユニークで、床の平面性と人物の立体表現の対比が生かされています。子供が目を覚ましていて母親が眠っているのもおもしろく、親子の様子の自然さは、それが漆喰でつくられたものであることを忘れさせるほど人間的です。敷き物は土壁風で質感も色調も美しく、細かいキレツと石灰の白を飛ばした効果も魅力的です。 |
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「薔薇」
土橋 庄一
京都府京都市
| 伝統的手法で完成度が高い作品です。花瓶の立体感とその表面の彫刻的表現は、ぎりぎりに切りつめた盛り上げで見事に表現されています。バックの灰色から白色へのグラデーションも効果的で美しい。欲を言えば、バラの花弁の厚みは、花弁そのものの厚みではなくて、めくれたような曲面の様子にあるわけで、花びらそのものの薄さと繊細さが感じられたら最高です。それが実現可能なだけの充分な技術力を持っていると思います。 |
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