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伊豆の長八美術館 1108
伊豆の長八美術館10
全国から集まり、この左官施行を行ないました。
現代の左官技能の粋をつくしこの偉大なる長八の業績を後世に伝えるものです。

鏝と漆喰の芸術家伊豆の長八・・・

入江長八は天祐又は乾道と号し、文化12年8月5日(1815年)伊豆国松崎村明地に生まれました。
父は兵助、母はてごといって貧しい農家の長男でした。
生来の手先の器用さに将来は腕をもって身をたてようと志し、12才のとき同村の左官棟梁関仁助のもとに弟子入りし19才のとき、江戸へ出て絵を狩野派の喜多武清に学びました。
かたわら彫塑の技を修めてこれを左官の業に応用し、漆喰を以て絵を画き或は彫塑して華麗な色彩を施し、新機軸をひらいてついに長八独特の芸術を完成しました。

日本橋茅場町の不動堂再建にあたっては、当時27才の長八は選ばれて表口御拝柱の製作にあたり、左右の柱に見るからに風を巻き雲を呼ぶかと思われる一対の龍を描き上げて、一躍名人として名声を博しました。
浅草観音堂、目黒祐天寺、成田不動尊など各地に名作を残し、鏝で伊豆長が日本一と全国にその名を讃われました。

しかし、関東大震災において東京の遺作はほとんど焼失し、この長八美術館に展示するもののほかは、現在では三島の龍沢寺、郷里松崎の浄感寺、春城院、重文岩科学校などにその遺香をとどめるのみとなりました。


過去と現在が交錯するポストモダン・・・

長八美術館生みの親、石山修武氏(建築家)は、この町との出会いを「奇跡的な出会いでした」と話す。

伊豆松崎出身の入江長八という鏝と漆喰の名人職人を知り、建築家として伝統の左官技術の素晴らしさを一般の人に知ってもらいたい・・・。
その心が松崎町活性化事業と共鳴し、長八美術館が誕生しました。

数多くの有能な技術者が全国から集まり、伝統の左官技術を生かした建物のあらゆる場所には、その左官の芸がちりばめられており、同美術館は「江戸と21世紀を融合させた建物」として今では、世界的な建築物として注目されています。


第10回吉田五十八賞に輝く・・・

長八美術館を設計した石山修武氏は、同美術館が受賞の対象となり、建築界の芥川賞といわれる「吉田五十八賞」を受賞しました。
このことは、建築に参加した多くの左官職人の持つ古来より受継いだ技術と、新しい工法が実証されたものであり、職人の職人による職人のための美術館、その技術の粋を結集した建築が広く認められたものと言えましょう。

〈左官仕上内容〉
・外壁=カラロール
・外部腰=なまこ壁
・庭外部壁=土佐漆喰
・外部幅木=人造石洗出
・正面入口壁=アートレリボ
・内部天井=白い壁、サンアート
・内部壁=前同
・丸柱=リシン掻落しクリヤー
・通路床=五色石及び玉石植込み
・ドーム天井=天井漆喰彫刻


行事・その他・・・

●漆喰鏝絵製作体験コーナー 
  春休み=3月下旬〜4月下旬(予定)
  夏休み=7月下旬〜8月下旬(予定)
  体験料=1名につき1,000円
  ※材料等必要なものは、主催者において準備します。

●光る泥だんご作り体験
  春休み=3月下旬(予定)
  夏休み=8月上旬(予定)
  冬休み=12月下旬〜1月上旬(予定)
  体験料=1名につき700円
  ※材料等必要なものは、主催者において準備します。

●長八フェスティバル 9月末:日曜日(予定)
    長八美術館

   長八美術館
開館時間 :午前9時〜午後5時(年中無休)
入館料 :大人500円 中学生以下無料
駐車場 :普通車50台 大型車7台
連絡先 住所:静岡県賀茂郡松崎町松崎23
電話:0558-42-2540 FAX:0558-42-2573
 
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